【剣盾S29】黒バド+ラスカ雪崩ゼルネしか勝たん【最終952位/R1814】

みなさまこんにちは。メルーと申します。ポケモン剣盾S29シングルバトルで最終3桁に残れたので構築メモを残します。誰かの参考になれば幸いです。

 

  • 構築・レンタル 
  • 成績
  • コンセプト
  • 構築経緯
  • 個体紹介
  • Tips
  • さいごに

 

構築・レンタル 

S29構築



成績

最終952位/レート1814 TNチホ

コンセプト

  • メタモンネクロズマが気持ち減ったように思ったので、S27同様にラスターカノン壁ゼルネアスでの制圧を狙う。
  • S27の反省として、構築はホウオウ、ヌケニンメタモンが重くならないように組む。
  • ゼルネアスにいわなだれを仕込むことで、ホウオウとヌケニンが重くならないようにする。
  • メタモン入り対策として、壁を張らなくても最低限戦えるようにすることで数的不利を取りにくくする。
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【剣盾シングルS27最終632位】ナマコ馬鹿、あるいは理不尽ラスカゼルネ【ゼルネアス+黒バドレックス】

みなさまこんにちは。メルーと申します。

今回は禁伝2体入りルールの最初のシーズンで最終順位を3桁に乗せることができましたので、レンタルチームとともに構築の内容を共有します。

 

 

 

コンセプト

  • 壁+ゼルネアスによって、ザシアン入りを含む広範囲の構築をサイクルせずに3タテする
  • 3番手に黒バドを控えさせることで、相手に一撃ウーラオスイベルタルの温存を強要する。これにより、壁が残った状態でのゼルネVSザシアンorネクロズマを強要し、この対面に勝つことで壁が切れた後の対面をイージーにする
  • 積み構築として最低限のメタモン対策をする

構築・レンタルチーム

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レンタルチーム

成績

最終632位、最終レート1849 (TNメルー)

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【剣盾S25シングル最終986位】黒バドラッキー積みor詰み構築~おみくじ予行演習~【レンタルあり】

【あいさつ】
こんにちは、メルーです。この記事がほんのわずかでも誰かのお役に立てたらとても嬉しいです。


【使用構築&レンタル、結果】

S25使用構築


【コンセプト】
・初手鬼火黒バド、控えにラッキーを置き、相手の初手ダイマを崩壊させる
・ラッキーのステロと歌うで補助して積みエースで抜く
・物理アタッカーに鬼火を入れてラッキーで完封する
・あたかも安定行動であるかのように気軽に取られた相手の行動を咎める=読みはややアグレッシブ寄りに

※4つ目について 例えば相手の初手がエスバ、こちらはラッキーだったとします。このケースでエスバが打つ技はほとんどがかえんボールかとんぼ返りで、したがってランド引きよりステロ撒きの方が勝ちやすくなります。このステロのせいで最終的に相手が負けてしまう場合、エスバの初手かえんボールやとんぼ返りは全く安定などではないのですが、多くの人はこれを安定あるいは定石だと考えているようです。これはいわばじゃんけんでチョキが圧倒的に強いと信じている相手との戦いなので、積極的にグーを出すことで、択が多くなりがちなこの構築で勝率を上げることができます。

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【剣盾S21最終931位/最終レート1909】†信用可能黒バドレックス†【レンタルあり】

はじめに

みなさまこんにちは。メルーと申します。今回初めて最終レート1900超えを達成したので、記念に構築メモを残します。

いつも構築記事を参考にさせていただく側なので、今回はほんの微力でも書く側としてポケモン対戦に寄与できたら嬉しいです。

 

構築の概要、レンタル

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 S21構築

 

結果

最終931位、レート1909。やったね!

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最終順位931位

 

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最終レート1909



経緯――信用可能黒バドレックス

S21が始まる前、私の禁止伝説に対する評価は

ムゲンダイナ(最強)>黒バドレックス>ザシアン>カイオーガ>>その他有象無象

でした。しかし、これらBig4のなかで、ムゲンダイナは一撃必殺や急所で、ザシアンは静電気と同速で、運ゲを仕掛けられそうなのが気に入らず、カイオーガは調整や持ち物次第で有利なはずのザシアンや黒バドに逆に負けるため通しどころが難しいと判断、最も「快適に」戦える禁止伝説は黒バドだと考え、黒バドから組み始めました。

最初は無振りザシアンやH振りサンダーをワンパンできる点に魅力を感じ、メガネ黒バドと戦っていたのですが、いくつか問題点が出てきます。

  • 不意のスカーフに無限に負けまくった
  • 禁止伝説とは思えない耐久の低さで一般ポケモンに負けまくった
  • ザシアンに耐久振りがそこそこいて、メガネアストラルビットで倒せず、返しのきょじゅうざんで確定1発

正直、「何これ黒バドよっわ!」って思いました。

禁止伝説ならきょじゅうざんくらい耐えてほしいし、相性不利でもない一般ポケに負けないで欲しい。もちろん黒バドとしての速度や火力も欲しい。このわがままを解決するべく、以下のようにひかえめ耐久振りスカーフ型の調整をしました。

  • 陽気ザシアンのきょじゅうざんを確定耐え
  • カイオーガの雨こんげんのはどうを確定耐え
  • スカーフの効果でカイオーガヒヒダルマほか、不意のスカーフよりも先に動ける
  • 最低限の耐久を確保しているから相性不利でもない一般ポケに負けない
  • 上記禁伝Big4に対しては、スカーフ黒バド以外に有利が取れる

こうして黒バドへの不信感を克服した†信用可能黒バドレックス†が完成しました。とても強かったです。

 

 

 

経緯――構築

構築を組むにあたって、黒バドレックスというポケモンの次の性質に着目しました。

  • 極端に苦手な相手が環境に複数いる
  • 耐久が最低限しかない

1つ目の性質から、黒バドを強く使うにはサイクル構築の方がよさそうです。しかし、2つ目の性質から、このポケモンは受けだしができません。そこで、黒バドの引き先にはできるだけ「交代技」持ちを採用し、「黒バドが先攻で引っ込む→引き先が後攻の交代技で引っ込む」という流れを目指しました。

まずは、

対ウーラオス、対ザシアンにおいてスリップで黒バド圏内まで削りつつ静電気で運ゲーを仕掛けることができ、ボルトチェンジを覚えるゴツメサンダー

バンギラスミミッキュ、エースバーンにあと投げできて、ステルスロックととんぼがえりを覚えるオボンランドロス

とりあえず強そうでポリ2バンギラスブラッキーに対抗できる一撃ウーラオス

を採用しました。

残り2枠はいろいろ手を出しましたが、シーズン終盤で、

Twitterのフォロワーさんに「傘ブラッキーイベルタルと有利に戦えるのでは」というヒントをいただいて、イベルタルカイオーガメタモンに1人で対応可能なばんのうがさ挑発のしかかりブラッキー

ナットレイと一撃ウーラオスの両方に有利で、かつ、ヒヒダルマのつららおとしに受けだしでき、バトンも滅ぼせる渦滅び×ドレインキッスマリルリ

に確定して、最終日を戦い抜きました。

構築をいじるうちにゼルネアスが激重になりましたが、あれは割とどうしようもないので割り切ることにしました。

 

構築紹介

黒バドレックス

特性:じんばいったい

もちもの:こだわりスカーフ

 ひかえめ 187(92)-81-120(156)-231(196)-121(4)-178(60)

アストラルビット

リーフストーム

わるだくみ

マジックルーム

 

調整意図

エース。

ダイマで無理やり耐えたりダイジェットで素早さを上げたりといった立ち回りができない今回のルールと非常に相性が良い禁止伝説でした。

素早さは本当は189(最速エースバーン抜き、レジエレキや陽気砂ウオノラゴンよりも速くなる)の方が良いのですが、数値が足りませんでした。ポリ2やバルジーナを意識しないなら特攻を削ってよいのですが、現環境ではそういうわけにもいきませんでした。

耐久振りの恩恵としては、一般ポケ全般との打ち合いで負けにくくなるほか、一致イカサマや陽気ミミッキュの珠かげうちを耐えるようになります。

マジックルームは有利対面で発動して、1サイクル回した後で悪だくみ→リーフストーム(バンギ・ポリ2)orアストラルビット(バルジーナ)が基本です。いずれも欲を言えば少し削ってから打った方が確実です。マジックルームの主な利点としては、

  • しんかのきせきとつげきチョッキの無効化
  • 相手のスカーフも無効化される
  • トリックと違い、スカーフが手元に残るので、崩しを終えた後でザシアンを抜けずに負けるような事態が減る

技構成はもっとスタンダードなものの方がポテンシャルは高いと思いますが、黒バドがメタられまくっていたS21終盤では変なことをせざるを得ませんでした。

サンダー(原種)

特性:せいでんき

もちもの:ゴツゴツメット

 おくびょう 197(252)-99-130(196)-145-110-140(60)

ボルトチェンジ

ぼうふう

こらえる

はねやすめ

 

調整意図

  • S 最速ウオノラゴン抜き
  • HB 残り全部で陽気ザシアンのじゃれつく耐え

運ゲー係。

ずぶといHBで戦っていたらハチマキウオノラゴンに負けまくったので調整を変えました。

ザシアンやウーラオスをスリップで削りつつ静電気でまひを狙います。試行回数とゴツメダメージを増やすためにこらえるを採用しました。代償としてナットレイが倒せなくなるのでウーラオスマリルリで相手します。

 

ウーラオス(一撃の型)

特性:ふかしのこぶし

もちもの:こだわりハチマキ

 ようき 175-182(252)-120-74-81(4)-163(252)

インファイト

あんこくきょうだ

ストーンエッジ

とんぼがえり

 

調整意図

超火力枠。

ストーンエッジはサンダーに触れずに攻撃するための技として入れました。

マジックルーム中は火力が激減することに注意します。

 

ランドロス(霊獣)

特性:いかく

もちもの:オボンのみ

 わんぱく 196(252)-165-156(252)-112-101(4)-111

じしん

がんせきふうじ

とんぼがえり

ステルスロック

 

調整意図

  • HB エスバと戦えるように特化

物理受け枠。

バンギラスミミッキュ、エースバーンと、黒バドにとってつらい相手を止めてくれて、後攻で交代できて、しかもステルスロックもまけるため、黒バドサイクルととても相性が良いポケモンです。

 

ブラッキー

特性:シンクロ

もちもの:ばんのうがさ

 おだやか 202(252)-76-131(4)-80-200(252)-85

バークアウト

つきのひかり

ちょうはつ

のしかかり

 

調整意図

イベルタルカイオーガメタモン枠。

のしかかりとちょうはつを採用することでイベルタルを相手できます。最初にバークアウトをうって、次からのしかかりを連打して3割まひを引きます。まひしたイベルタルより無振りブラッキーの方が速いので、上から挑発やつきのひかりが通るようになり、相手にちょうはつやはねやすめがあっても戦えるようになります。

ドヒドイデのねっとうやサンダーのせいでんきがあれだけ強いのに、ブラッキーののしかかりが弱いわけもなく、あちこちで運ゲーを仕掛けては、大事な試合でひたすら運勝ちしました。

イベルタルカイオーガが重い方、ブイズ好きの方は採用を検討してみてはいかがでしょうか。

マリルリ

特性:そうしょく

もちもの:たべのこし

 のんき 207(252)-70-145(252)-80-101(4)-49

ドレインキッス

うずしお

まもる

ほろびのうた

 

調整意図

  • HB ウーラオスを相手するため特化
  • S ラス1滅びで有利になるため最遅

外し芸人枠。

うずしおをひたすら外しまくったので、多分ブラッキーに運を吸われていると思われます。うずしおを3連外ししてゴリランダーに突破されたときはこの子草食マリルリとして大丈夫かと疑問に思ったりしました。

なぜそんな子を採用してるかといえば、主に次の2つです。

この子はパーティの隙間にぴったり埋まる、最後の1ピースとして申し分のない性能をしていたのです。うずしおを外しさえしなければ。

サブROMでレートを溶かしたのは5割くらいこの子のせい(残り5割はわたしのせい)ですが、この子がいないとパーティが成り立ちません。

重い相手

ゼルネアス:無理です。

ホウオウ:アストラルビットを余裕で受けてきます。マジックルームと読み行動を絡めてどうにかできる(原理的には対バルジーナと同じ?)のだと思われますが、最終日の一晩ではその立ち回りにたどり着けませんでした。

謝辞

Twitterでお話をしたりえさん。りえさんとの会話がなければきっとわたしはここにいませんし、傘ブラッキーイベルタルの相手をするという発想も出てこず、そもそもパーティが完成していなかったと思います。本当にありがとうございます。

最後に

人生初の大台に乗れてとてもうれしかったです。ただ、ちょっと自分を追い込みすぎてしまった感があります。結果になったからまだよかったものの……

S22からはもうすこしまったりやっていけたらな、と思います。

 

ほんの少しでも皆様のお役に立てたなら、そんなに嬉しいことはありません。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

【セイムビート最終84位】初手両刀ダイマ+サニーゴラッキー【レート1723】

構築

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セイムビート構築

結果

84位!!やったぁ!

画像

最初に

みなさまこんにちは。メルーと申します。今回は、普段ランクマで4桁と5桁をさまよう私が公式大会「セイムビート」で最終2桁順位をとれたので、記念に構築のメモを残します

 

構築経緯

 最初にルールをみて、このルールなら以下の2点により、お気に入りの一匹であるガラルサニーゴが活躍できるかもしれない、と考えました。

  1. ウーラオスがいない
  2. 持ち物の重複が可能なので、パーティにきせきラッキーときせきサニーゴが同居できる

そこで、サニーゴラッキーから構築を組み始めました。ラッキーには対トゲキッスと遅い瞑想アシパ組への勝率を上げるため、ちいさくなるを仕込みました。

 サニーゴ+ラッキーは強力ではありますが、パーティの圧力が小さくなりがちで、また、任意のポケモンを相手できる組み合わせではありません。そこで、勝ち筋としては純粋な受けループに頼るのではなく、次のような「受け攻めスイッチ」的な勝ち方を目指しました。(実際にはほとんどの試合を1つ目の勝ち筋に依存しました。)

  1. 初手ダイマで相手の1体目を倒してから、残りの2体をサニーゴラッキーで受けきる
  2. サニーゴラッキーを積みとダイマで突破しようとした相手をメタモンでコピーして抜く
  3. サニーゴラッキーで受けながらステルスロックを使い、どこかで受けを放棄してアタッカーを投げて抜く

 勝ち筋の1つとしてスカーフメタモンを採用。ダイマエースとして、ダウンロードを100%活かすことで破格の数値を誇るACベース両刀ポリゴン2と、ドヒドイデやガラルサニーゴを相手できて、かつ、ミミッキュを一発で倒す物理キョダイカキュウ、ポリゴン2に打てるとびひざげりを採用したおっとりCSエースバーンを採用しました。

 最後の1枠は、パーティが全体的にミミッキュに弱めなので、天然ヌオーを採用することで牽制しました。呪い身代わりミミッキュに対して無策ですが、アンコールを採用することでほんのり抵抗しました。なお、実際に呪い身代わりミミッキュに当たって困った試合はありませんでした。

 

個体紹介

ずぶとい 167(252)-×-167(252)-85-121(4)-50

 

ちからをすいとる

ナイトヘッド

おにび

ステルスロック

 

物理受け。かわいい。ラッキーと違い物理なら何でもかんでも受かるわけではない(珠エスバのキョダイカキュウやウオノラゴンのエラがみが受からない等)ので、そこそこ繊細に扱う必要があります。かわいい。黒い霧がないとつるぎのまいに弱く、物理受けポケモンとして不完全ですが、ステルスロックが欲しい場面も多かったのでこちらを採用しました。とってもかわいい。

 

へんしん

 

受けを積みで突破しようとする相手への対策です。

 

ずぶとい 325-×-62(252)-×-132(52)-96(204)

 

ちきゅうなげ

タマゴうみ

みがわり

ちいさくなる

 

特殊受け。素早さは「マヒしたエースバーン抜きのでんじはラッキー」抜き、ついでに大半のラプラス抜きです。トゲキッスへの勝率を上げたり、ランクルスTODしたりするためにみがわりちいさくなる型で採用しました。

 

  • エースバーン@いのちのたま

おっとり 155-137(4)-85-128(252)-95-171(252)

 

とびひざげり

かえんボール

エレキボール

シャドーボール

 

初手ダイマエース。H252D4振りドヒドイデをダイサンダーで14/16で倒せます。ポリゴン2に打つとびひざげりナットレイに打つかえんボール、とびひざ+ダイホロウでカバルドンを倒したりサニーゴに打ったりするシャドーボールがすべて必要であり、ダイジェットを切らざるを得ませんでした。欲しい場面は山ほどありましたが。

 

れいせい 161(4)-131(244)-112(12)-171(244)-116(4)-72

はかいこうせん

ギガインパクト

ふぶき

アイアンテール

 

ダイマエースその2。両刀にすることでダウンロードが死ななくなり、数値の化け物と化す他、トゲキッス(とくにマジカルフレイム持ち)に強くなります。格闘枠が事実上エースバーンしかいない以上、飛んでくる格闘技はとびひざげりと威力の低いダイナックルのみで、しかもとびひざは裏のサニーゴがちらついて打ちにくい……というところで、本来のタイプ相性・数値を超えた活躍を見せてくれました。防御に12振ることでエースバーンのダイナックルの乱数がずれて、ナックル→スチル→ナックルの流れを有利な乱数で耐えて、その後のダイアタックで倒せるようになります。

 

  • ヌオー@たべのこし

わんぱく 202(252)-105-150(252)-76-86(4)-55

アクアブレイク

アンコール

のろい

じこさいせい

 

ミミッキュへのけん制。みがわりゴチルゼル意識でのろい搭載の物理型にしました。ただ、ほとんど選出しませんでした。

 

最後に

サニーゴと一緒に戦えてとても楽しかったです!

ここまで読んでくださってありがとうございました!

 

【構築メモ:初手ダイマガチ両刀イベルタル】使い手が雑魚でも最終3桁行けました!【S17最終966位】

構築

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初手ダイマガチ両刀イベルタル(レンタルはしばらくしたら消します)

結果

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S17最終966位

ごあいさつ

みなさまこんにちは。メルー(TN:チホ)と申します。
今回は普段4桁と5桁をさまよう私が人生で初めて最終三桁をとれたので、構築記事を書くことにしました。
どうぞよろしくお願いいたします。

構築経緯(長いので気になる方だけ読んでください)

竜王戦ルールが始まってから4月初めまではザシアン入りを使っていました。これはザシアンが次の二つの性質を持つと考えていたためです。

  1. 大半の構築に選出できる
  2. どうしようもない相手ポケモンがかなり少ない( 剣の舞まで含める場合)

しかし、4月の序盤で、ザシアンは使っていて愉快なポケモンではないと判断しました。これは次の2点により、ザシアンにはしばしば確率5割の運ゲーがつきまとうためです。

  1. 4月初めの時点でザシアンは最速が増えており、かつ、耐久に振っても最速ザシアンに勝てないため、ザシアンミラーの結果は確率5割の同速勝負によって決まる
  2. 環境トップのサンダーをじゃれつくで倒すためには、ザシアンは2回接触する必要があるため、せいでんきでマヒするか否かは3割×2回=約5割の確率に支配される

こうした事情と、4月頭の時点で前シーズンよりザシアンがかなり減っていたことから、初手ダイマイベルタルの対面性能が高いのではないかと考え、採用しました。特殊一本だとバンギラスやラッキーがどうしようもなく、物理一本だとランドロスの威嚇がしんどかったり、イベルタルの強みであるダイアークの特防ダウンを利用した強引な突破ができなくなってしまうので、両刀にすることにしました。
次に、対ザシアンを捨てずに済むように、HB静電気ゴツメサンダーを入れて確率5割の運ゲーを仕掛けることにました。ヌオー等ザシアンに勝てるポケモンを入れないのは、それらは汎用性が低く、また、パーティのパワーを落とすと考えたためです。
対面性能の高い2コマとして、たすきエースバーンとミミッキュを入れました。ミミッキュはまともに戦うと対禁伝で数値が足りないので、相手の数値を無視して動けるイバンのみ型にしました。
ここまでで、相手のサンダーに初手ダイマックスされると辛いので、牽制の意味も込めてラッキーを入れました。初手ダイマTODの流れも想定して、あまえると身代わりを仕込みました。
最後に、対ホウオウorジガルデ入り受けループを考慮して、龍舞両刀たべのこしラプラスを入れて、チームが完成しました。
4月中旬あたりからずっと変更なく同じパーティーを使い続けました。

そもそも初手ダイマって弱くないの?

「初手ダイマは弱い」と主張する強者の動画はいくつか出回っていますが、今期の最終3桁を狙う程度であれば問題ないと判断していました。というのは、「強者が上位帯で使って強いパーティ」と「初級者が下位~中位帯で使って強いパーティ」は別物だと考えているからです。

個体紹介

イベルタル@いのちのたま
さみしがり 201-176(68)-104(4)-176(196)-119(4)-149(236)
あくのはどう
デスウイング
ふいうち
はがねのつばさ

  • 攻撃 :CSカイオーガを物理ダイアークでワンパンできるくらい
  • 素早さ:ジェット1回で最速黒バドレックス抜き

選出率100%の自慢のガチ両刀イベルタルです。バンギラスのあと投げにダイスチルを打ち込めれば赤ゲージまで行くので、ダイアークを受けられなくなって優勢になります。


サンダー(通常)@ゴツゴツメット
ずぶとい 197(252)-99-150(252)-145-110-121(4)
ほうでん
ぼうふう
かいでんぱ
はねやすめ

  • HB特化

ザシアンに運ゲーを仕掛ける係です。ゴツゴツメットで耐久調整を崩します。


ラッキー@しんかのきせき
ずぶとい 345(156)-9-62(252)-55-138(100)-70
ちきゅうなげ
タマゴうみ
あまえる
みがわり

サンダーの初手ダイマ牽制兼TOD係です。おそらくはこの子のおかげで、CS以外のサンダーには一度も初手ダイマされず、イベルタルの特殊ダイアークでワンパンできました。(逆にCSはたまにダイマしてきます。)


ラプラス@たべのこし
れいせい 209(28)-106(4)-100-150(252)-127(92)-87(132)
アクアブレイク
フリーズドライ
みがわり
りゅうのまい

受け崩し要員として下記のブログからそのまま引用しました。陰陽さまありがとうございます。
yinyangpoke.hatenablog.com


ミミッキュ@イバンのみ
ようき 131(4)-142(252)-100-54-125-162(252)
かげうち
ゴーストダイブ
のろい
こらえる

  • ASぶっぱ

1対1に非常に強い型で、相手が禁伝でも数値を無視して勝つことができるのが魅力です。ゼルネアスは本構築では理論上無理なのですが、実際はゼルネアスを投げて1ターン目にジオコンする人ばかりだったので、このミミッキュをあと投げすれば流せました。


エースバーン@きあいのたすき
いじっぱり 155-184(252)-95-69-96(4)-171(252)
かえんボール
とびひざげり
カウンター
ふいうち

  • ASぶっぱ。陽気と意地のSラインの間にカミツルギくらいしかいないので意地採用

優秀なタスキ枠として採用しました。一度だけダイマしてミリ耐えで勝ったので、ダイマックスレベルは上げておいて正解でした。

対禁伝相性と簡単な立ち回り

対ザシアン 確率5割の運ゲー

選出:イベルタル+エースバーン+サンダー
相手のザシアンにサンダーをあと投げしてマヒすることを祈ります。マヒすればエースバーンのかえんボールで倒せます。

カイオーガ かなり有利

選出:イベルタル+エースバーン+ミミッキュ
経験上カイオーガ入りの初手サンダーは遅い上に非ダイマで突っ張るので、特殊ダイアークでワンパンできます。
カイオーガは、スカーフ以外にはあまり上をとられず、かつ、物理ダイアークでワンパンできる印象です。
初手ヒヒダルマはとんぼ返りに期待してダイジェットorダイアーク。意外とつららおとしは飛んできません。
以上の点と、エースバーンやミミッキュカイオーガに対面で勝てることから、対カイオーガ入りはボーナスステージと化していました。

対黒バドレックス 有利

選出:イベルタル+エースバーン+ミミッキュ
全員が黒バドレックスの4倍弱点をつける先制技を使えるので、普通に戦うと大体勝てます。

対ムゲンダイナ やや不利

選出:イベルタル+ミミッキュ+ラッキーorエースバーンorサンダー
特別な対処法は用意していないので負け覚悟で殴り合います。案外勝てることもあります。

対白バドレックス、ディアルガイベルタル 対等~やや有利

選出:イベルタル+エースバーン+ミミッキュ
初手禁伝ダイマされる率が高く、イベルタルダイマして打ち合うと負けてしまいます。イベルタルで圧をかけてミミッキュに交代し、ダイマをやり過ごしてからイベルタルダイマで制圧します。

対受けループ(ムゲンダイナ入り以外) やや有利

選出:イベルタル+ラッキー+ミミッキュorラプラス
相手が禁伝以外から入ってきたらしめたもので、物理ダイアーク(ラッキーに当たって7割くらい削れる)→特殊ダイアーク(物理受けに当たって戦闘不能)と打つだけで2ターンで相手が半壊します。
数的有利が取れたら身代わりラッキーのTODも視野に入れます。

対ゼルネアス 理論上無理だがなぜか勝てる

選出:イベルタル+エースバーン+ミミッキュ
相手は初手サポート→ゼルネアス→何かの流れで繰り出すことが多いです。
初手のサポートをダイマイベルタルで倒すとゼルネアスが出てくるのですが、その際必ずと言っていいほどジオコントロールから入ってきます。このタイミングでミミッキュに引けばゼルネアスを流すことができ、結果勝てます。

無理なポケモン

ゼクロムブラッキー:居たら大体負けます。ゼクロムは稀に甘えるラッキーで完封して勝てます。

最後に

動画投稿者、配信者のしぇいど様。あなたの配信を見ながらレートをすると大体調子が良いのです。きっととても縁起の良い配信なんだと思います。ありがとうございます!
動画投稿者のSETTE様。いつもあなたのかわいい動画や見逃せないストーリー、奇抜な戦術に目を奪われ、活力をいただいています。ありがとうございます!あとせってにゃん呼ばわりしてすみません。
ポケモンやってないのに興味をもって話を聞いてくれたリア友、いつもお話やいいねしてくださるツイッターフォロワーのみなさん、そしてポケモン制作陣とすべてのプレーヤーに、ありがとうございます!
そして、ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました!

【4ダイマミミエルフ】使い手が雑魚でも序盤元気できました!【シーズン6初日最高32位】

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ダイマミミエルフ(メルーver)
2021.12.23公開停止しました。これまでありがとうございました。

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【はじめに】

みなさま初めまして!メルー(TN:チホ)と申します!

シーズン初日にものすごく序盤元気できたので、人生初(そして多分人生最後)の構築記事を書いてみます。

 

ガチ勢の方はもしかすると、「初日の32位なんて大したことない」と思われるかもしれませんが、今回紹介する構築の「やばさ」は「瞬間32位」ではありません。

 

使い手が普段4桁と5桁をふらつく雑魚だということです!

 

それでは、雑魚でも勝てちゃう構築の紹介を始めます。

 

【コンセプト】

このコンセプトは↓の記事の影響を強く受けています。れすと様、素晴らしい構築と記事をありがとうございます。

himaonaka.hatenablog.com

【個体紹介】

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ひかえめ 166(44)-×-116(4)-188(244)-136(4)-127(212)

調整意図

  • 特攻 h252d4ダイマックスドラパルトを、13/16の確率でダイフェアリー1発で倒せる。252振っても確率は変わらない
  • 素早さ ダイジェット1回で最速インテレオンより速くなる
  • 余りを耐久振り

ダイマエースその1。ひかえめ珠キッス。

相手にドリュウズバンギラスドサイドンがいなければ圧倒的な強さを見せつけてくれる。

汎用性が高く、ダイジェットの素早さUPにより数的有利を取りやすい点が強み。ただ、上位ではやたらとドリュウズ入りに当たったので、ややお留守番気味だった。

 

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ようき 132(12)-141(244)-100-×-125-162(252)

調整意図

  • 素早さ ラス1に呪いを入れられる状況を少しでも増やすため最速
  • HP 身代わり3回or身代わり1回+呪い1回で、化けの皮がはがれていなくてもチイラが発動するように4n
  • 攻撃 チイラ発動時のじゃれ+かげの縛り範囲を広げるため、余りを振り切る

おそらく2番手として最強。この子が相手のラス1に呪いを入れられるかどうかで勝敗の8割が決まる。なお、残り2割はコットンガードエルフーンで相手を詰ませる勝ち筋。

身代わりは、相手のダイマターンを枯らしたり、チイラを能動的に発動させて相手の2番手を縛ったりするために使う。

 

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ずぶとい 161(204)-×-148(236)-98(4)-100(36)-140(28)

調整意図はダイマミミエルフ参考文献の丸パクリなので、元記事(

S4シングル構築 DM+ミミエルフ(最終115位) - 入眠メモ帳

)から引用。

  • HP 16n+1(身代わりが5回張れる⇔ミミッキュが呪いで退場した後、相手がDMを切ってきても定数ダメージだけで倒し切れる)
  • 特防 身代わりがC特化ロトムボルトチェンジを確定耐え 
  • 素早さ 最速パッチラゴン抜き
  • 防御 余った努力値を振り切り

3番手の詰め要員。ミミッキュがラス1に呪いを入れた後、「相手のラス1次第ではまだ勝てる」と思っている相手を絶望のどん底に突き落とす役割。

また、ダイマエースの選出ミスなどでラス1に呪いを入れられなかったとしても、相手の選出次第ではコットンガードで詰めてやどみがで勝てる。

相手のラス1が回復技持ちだと一見呪い+身代わりで詰められなそうに見えるが、相手が回復技を打ったターンに身代わりが残るのでそこからやどみが+呪いを開始し、TODで勝てる。

 

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ひかえめ 223(140)-×-111(84)-145(212)-118(20)-87(52) キョダイ個体

調整意図

ダイマエースその2。対面重視の遅めのキョダイラプラス。アッキのみ持ち。

使ってみて強さが分かった子。

オーロラベールとアッキのみが発動すると尋常じゃない硬さになる。珠アイアントのダイサンダー+ベール&アッキ込みフィールドダイサンダーを耐えてダイストリームで吹っ飛ばしたときはさすがに引いた。

火力があまりに貧弱ではあるものの、1体目をダイマで倒し、2体目を固さを活かして通常状態で倒す、という流れになることもよくある。硬さを利用して絶対零度を連打することもできる。

 

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いじっぱり 197(252)-132-129(148)-×-90-109(108)

調整意図

ダイマエースその3。ドリュウズミミッキュをカモるHB弱点保険パッチラゴン。

ドリュウズミミッキュ対面をダイジェット2発で制せるのが大きく、上がった素早さでそのまま数的有利をとれることが多かった。

炎の牙は、私がナットレイの処理を苦手としているがゆえに入れた。ドリュウズをダイジェットに後投げされた場合に打つ技としても有用。

 

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ずぶとい 167(252)-67-149(124)-102(132)-120-50

調整意図

  • HP,防御 特化珠はりきりパッチラゴンの先制でんげきくちばしを確定耐え
  • 特攻 火力があまりにも無いので残りを振り切り。

ダイマエースその4。まさかのアタッカーサニーゴ。ほかの子と違い、初手ではなく、めいそうを積んでからダイマックスする。

他3体のダイマエースで極端に重いガラルヒヒダルマやパッチラゴンが入ったパーティーに対してのみ選出を検討する。

火力は、めいそう1回で雨が降っていないときのラプラス程度で、めいそう2回でドリュウズ程度。瞑想しないとh252d4のダイマドラパルトがダイホロウで落ちない超絶残念火力。

サブウエポンは、悪だくみが怖いトゲキッスを早めに倒せる技のうち、ダイマ技でタスキパルシェンをワンショットで倒せるおまけつきのパワージェムを選んだ。

 

【選出の方針】

刺さっているダイマエース+ミミッキュ+エルフーン。これでOK。簡単!

注意点として、ダイマパッチラゴンにとってドリュウズミミッキュはカモであることを覚えておく。

また、サニーゴは相手次第では何もできない子なので、軽率に投げないこと。馬鹿力をもっていないヒヒダルマラプラスで戦えること、こちらのパッチラゴンはダイマすればミラーにやや強めなことも考慮にいれる。

 

【おわりに】

正直、このパーティーはまるで完成していないと思います。初手ガラルヒヒダルマに弱すぎるところとか特に。それでもここまで来られたので、ダイマミミエルフは本当に強いんだと思います。

私のs6の目標は最終2500位以内(上位〇パーセントという数字から考えてレート1800相当)なので、それを目指して(たぶん)ダイマミミエルフで1か月頑張っていこうと思います。

こんな雑魚の構築記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!