あなたのハートにキョダイダンエン!メルーです!
今回、シングルランクバトルのシーズン13で最終3桁に残ることができたので、構築内容を共有します。非常に単純な方法で勝ちに行ける構築ですのでぜひ見ていってください。
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コンセプト
・S操作+ステロ(コノヨザル) → ミスト壁(アロキュウ) → 剣舞アンコール水オーガポン による有無を言わさぬ展開構築
・相手がテラスタルを切る1ターンをこちらの敗着にさせないことで、相手のテラスタルで止まらない展開構築を実現する。
・水ポン採用により、対スタン(とくにガチグマ入り)を圧倒的有利対面にする
・展開に目的意識を持つ。具体的には
ステロ:カイリューを水ポンでワンパンするため
S操作:アロキュウが先手で壁やミストを貼るため
ミスト壁:相手がテラスタルする1ターンが敗着にならないように、壁で試合展開を遅くし、ミストで電磁波などを拒否する。結果として、テラス択を間接的に回避する。
アンコール:相手の展開は阻害する
・以上サポートのもと、水ポンですべてを破壊する
構築経緯
水オーガポンは、テラスタル時に耐久を上げ、同時にツタこんぼうの火力も上がるため、テラスタルをダイマックスのごとく扱えるポケモンなのではないかと思い、テラスタル不適合者のわたしは注目していた。また、最速剣舞アンコールの型は、スタンパのメンバー(いわゆるBIG7)に対して、ステロ込みだと電気テラスパオジアンを除く全員に有利寄りな点も魅力的だった。
最終日午前まではシッポツキ水ポンガモスの並びで戦っていたが、最終日付近は初手シッポが強烈にメタられていたのと、パオジアンの増加により通る気がしなかったし、事実レートを溶かしたので別の構築を考えることにした。
ASベース剣舞水ポンは抜き性能こそあれど耐久(とくに物理)が心許ないのと、飛び交っていたでんじはやあくびに弱いことが弱点として挙げられるので、これらを補いつつパオジアンに強くなれるミストフィールドアローラキュウコンを採用。確定急所の水流連打が水ポンには無効な点もかみ合っている。
2番手アロキュウ、3番手水ポンと投げるとき、1番手に欲したのは以下の要素。
・S操作:アロキュウの出オチを防ぐため
・ステルスロック:相手のカイリューを削らないと水ポンで全抜きできないため
・最低限の攻撃性能:アロキュウの攻撃性能が高くないので、一番手もサポート専門だと水ポンの負担が大きくなりすぎる。また、初手ちょうはつ安定にさせない意味もある。
以上を満たすポケモンをいくつか試したところ、岩石封じタスキコノヨザルが適すると感じたため採用。
身代わり龍舞トドロクツキは、モロバレル入りや身代わりを必要とする相手に投げる枠として続投。
コノヨザル+アロキュウ+水ポンで大半の構築をなんとかできるので、残りの2人は、構築の見た目のパワーを大きく落とさずに、受けにかなり寄せた構築を専門に相手するポケモンを考えた。そこで、キョジオーン+ドヒドイデ等を相手できる毒テラス隠密マント渦アンコールカイリューと、フルアタ眼鏡ステラサーフゴーを投入し、構築が出来上がった。
個体紹介
岩封ステロタスキコノヨザル(フェアリー)
<調整意図>
S:最速
A:無振りで使ったときにエナジーカミが威力100ふんどのこぶしを赤ゲージで耐えてきて悲しい気持ちになったので少し振った。
H:そこそこのポケモンをいのちがけで倒せるようにするため振った。
一番手。裏のキュウコンのためのS操作と、水ポンのためのステロ撒きができて、攻撃性能もあるポケモン。
ステロはカイリューを削る目的が大きいので、初手カイリューには岩石封じから入って、龍舞なら命がけ、スケショなら憤怒を撃っていた。
テラスタルは水ポンに切るのが圧倒的に強いので、このポケモンには一度も切らなかった。
ミスト+粘土ベールアローラキュウコン(みず)
<調整意図>
S:最速ウーラオス抜き
残りHB
二番手。単なる殴り合いはオーロラベール、状態異常はミストフィールド、積みや再生はアンコールで拒絶することで、裏の水ポンが何でもかんでも勝てるようになる。
攻撃技はパオジアンへの打点になるムーンフォース。
ミストフィールドが残っている間は、裏の水ポンにどくびしが入らないのもポイント。
剣舞アンコールASベース井戸オーガポン(みず)
<調整>
S:相手の炎ポンやテツノドクガ等意識で最速
A:柔らかいカイリューをステロ+剣舞水テラツタこんぼうで落とせる
残りHP
三番手の積みエース。水流連打が特性で無効な点で壁積みエースに適する。
速い積みエースがアンコールを持っているのは非常に偉く、例えば安易な回復技をアンコールして2回目の剣舞を積む隙を作ったり、相手がテラス+積みでこちらを突破しようとする盤面をアンコールで拒絶して一方的に勝ったりできる。
自身のアタッカー水ポン観は「テラスタルで火力と耐久を同時に瞬間的に上げることから、テラスタルをダイマックスかのように扱えるポケモン(ただし耐性もちゃんと変化する)」。そのため、現状テラスタル不適合者のわたしには非常に扱いやすかった。
この技構成のAS水ポン単体だと、物理耐久の低さや状態異常耐性の無さにより、相手のテラスや神速で割と簡単に捲られてしまうが、ミスト壁アロキュウと組むことで激強ポケモンと化す。
構築が今の形になってからは、ほとんどの試合で「コノヨザル+アロキュウ+水ポン」の選出をしていて、完全に水ポンに依存する形で最終3桁を達成した。
水ポンは良いぞ。
エナジーA上げ身代わり龍舞トドロクツキ(ひこう)
<調整意図>
B:飛行テラス時、壁下でA特化水流連打+アクアジェット耐え(ラス1ウーラオスに鋼テラスを切られてアクロバットを半減されてもギリギリ生き残れる)
A:エナジーの上昇効率意識で10n
S:最速ガブリアス抜き(上からスケショを浴びたくないため)
裏積みエース。身代わりが欲しい場合や、モロバレル入り等明らかに水ポンが通らない相手に投げる。
龍舞した後の抜き性能は確かに破格なのだが、パオジアンに弱かったりガチグマの堅さに頭を抱えたり物理先制技が普通に痛かったりで選出機会は絞っていた。
隠密渦アンコカイリュー(どく)
<調整意図>
ガチグマ対面意識でHD振り、残りB
キョジドヒドをはじめとする対受け最終兵器。相手の初手ドヒドイデに合わせて投げて毒テラスしながら渦アンコールする。隠密マントがあるため、キョジオーンもハピナスも渦アンコし放題。また、オオニューラに耐性がつくなど、地味に助かるポイントもある。
フルアタCS眼鏡サーフゴー(ステラ)
<調整意図>
C特化することで、H252D4振りドヒドイデがステラ10まんボルトで81.25%の確率で倒せるようになる。
いわゆる崩し枠兼どくびしを踏まない枠。チオンジェン入りに投げる等した。
選出・動かし方
・大半のパーティ(いわゆるスタンパを含む)
コノヨザル+アロキュウ+水ポン
相手の初手がカイリュー:岩石封じ→命がけ(龍舞の場合)or憤怒(スケショの場合)
ハバタクカミ:ステルスロック→ふんどのこぶし
パオジアン:岩石封じ→ステルスロック
遅いやつ:初手ステルスロックから
アロキュウで壁とミストを展開してアンコール、水ポンを投げて剣の舞から全抜きを狙う。
水ポンで抜く段階では、ウッドホーンによる体力回復を有効活用する。
対テツノカイナは2舞してウッドホーンすると良い。
・水ポンがどう考えても通らないやつ
コノヨザル+アロキュウ+トドロクツキ
動きは水ポンエースの場合とほぼ同じ。
・対受け
カイリュー+サーフゴー+トドロクツキ
良くある相手の選出「ドヒドイデ+ヘイラッシャ+ハピナス」を例にとる。
ドヒドイデに毒テラス炎の渦を当て、アンコールする。
渦アンコール+流星群でドヒドイデを突破するとヘイラッシャが出てくるので、サーフゴーに交代。
地割れで落とされたらトドロクツキを投げて身代わりを貼って試合終了。毒びしが残っている場合はいったん毒カイリューに引いてからトドロクツキを投げる。
他に、キョジオーン絡みの受けは、カイリューが隠密マントで塩漬けにならないことや、トドロクツキの身代わりを利用して崩しに行く。
重い相手
HB厚底ブーツ羽休めでんじはカイリュー+高火力物理アタッカー:無理。
エナジーテツノツツミ:相手が居座る読み剣舞 VS 剣舞読みエナジーツツミ投げ読みウッドホーンの択に勝つ必要がある。
あとがき ~ 水日月(みかづき)ポンちゃんに全てを懸けて
SV始まって以降「展開(特に壁積み)は死んでしまった」「単純な発想でプレイングやかみ合いの要素を減らして勝ちにいく方法が見つからない」と嘆いていたのですが、今回そういうのが作れて嬉しかったです。(しかも水ポンはビジュが好みなので、そういう意味でも嬉しい)
4万位から5日で3桁まで来ました。強い方がおっしゃる「テラスを切らせる」感覚が未だに分からない不適合者でも、戦いようはあるみたいです。
今回、最終日の環境にピンポイントに合わせて構築を作り直す、という今までと違う感覚があったので、環境の周りが速いSVではそういう瞬発力も、でも通ってるところ(今回だとステロと水ポン)は落とさないための理解力も、大事なのかもしれないと感じました。
今回はいつも以上に動画や配信の視聴がパワーになっていました。投稿者、配信者のみなさま、ありがとうございます。
メルーでした!