あなたのハートにキョダイダンエン!自称きみいろデコードことメルーです!
今回SVのランクバトルシーズン6で目標としていた最終3桁順位(752位)を達成できたので、構築メモを書きました。
レンタルパーティ・結果
コンセプト
- 対戦中に考えることを極力減らし、それでも戦えるように構築を組む。
- 命中80以下の技を採用しない。主な対象として、ハイドロポンプ、きあいだま、一撃技などは使わずに対戦する。
- SVにおける4桁や5桁の対戦にありがちだと感じる「文字通りの全対応を要求される恐怖」に屈しにくい方法を考える。相手側の不確定要素に踊らされにくくするためのロックもしくは誘導や、不確定要素にそもそも依存しにくい方法を使う。
構築経緯
SVレギュCの択ゲーや運ゲーがあまりにしんどすぎたので、もう一度本気で「頭使わずに勝てる方法を頭使って考える」に取り組もうと思った。択(主にテラス択)への対策について、自分なりの答えを一つ出した。その結果が今回の構築で、要素を書き出すと以下の通り。
- 用意した詰め筋を通すため、サーフゴーを温存したくなる要素を極力抑えた見た目の構築を使う。
- 序盤はカタストロフィが強いので、サーフゴーを誘いにくいことと合わせてイーユイを初手要員の一人として採用。
- もう一人の初手要員には正統派な対面性能が欲しかったので、ノーマルテラス神速カイリューにした。相手の初手ディンルーやヘイラッシャを勝ち筋にし得る技構成にした。
- 2番手はディンルーやヘイラッシャを後投げする気が起こりにくいように選ぶ。
- 3番手はHB特化の最遅力持ちじゃれアクジェ滅び守るマリルリで詰める。最終的に1on1滅びをやれるなら、テラスが残ったディンルーやヘイラッシャを最後まで温存されても勝ち筋が一応は残るし、相手のテラスが何であろうと3ターン稼げれば滅ぶ。
- もしくは2番手要員の一人でもあるメガネフェアリーテラスのハバタクカミのムーンフォースで強引にすべてを破壊する。
- 初手こだわりトリックに明確なリスクを作るための見せポケとして、こちらにもサーフゴーが必要。型は対面ベースの構築で受け軸(攻め駒入り含む)にまあまあ抗えるように、臆病耐久振りタスキ悪だくみ再生鋼テラスサーフゴーにした。
- 構築全体で重いウォッシュロトムへの対策として、構築にわざと電気の一貫を作って、相手の初手ウォッシュロトム(特にこだわりトリック鬼火の型)対カイリューでの選択をボルトチェンジに誘導し、ノーマルテラス神速で相手のロトムが最低限削れていて、カイリューに鬼火やトリックが入っていない状態を作る。
結果として、「自分視点固定された行動を取っているだけだが、相手視点では選択の度に事故に遭わされている」という、ある意味SVレギュCらしい構築になってしまった。
個体紹介
型の方向性が決まった順に記述する。レンタルパの並び順と違うのは、パーティの並び順を変えたときに目に見えて勝率が変わったため。
イーユイ@とつげきチョッキ(テラス:ゴースト)
型
調整意図
ミミッキュ@いのちのたま(テラス:ゴースト)
型
調整意図
コメント
マリルリ@食べ残し(テラス:ほのお)
型
まもる
ほろびのうた
じゃれつく
調整意図
コメント
この構築のコンセプトで中核で、相手視点では最悪の地雷。
相手が「ミリ残し+体力十分な控え1体」の状況では、アクジェ滅びよりこだわりハチマキで都合の悪い技を押される方を嫌うためか、アクジェ→滅び1on1が平気で通ってしまうケースが多かった。
この子は1対1+α交換を実行する最低限の対面性能がありながら、半減の高火力物理技くらいなら平然と引き先になれるし、相手1VSこちらミリ残し+マリルリのケースでは、マリルリ後投げ→滅び→守る→交代→(ミリ残しが倒れてマリルリが)守る、という筋があることから、単に「食べ残し込みで2回耐えたらラス1に勝つ」以上の性質を持つ。
最初は、アクジェの後にアンコール持ちが出てくるケースをケアするメンタルハーブを持っていたが、案外発動機会が無かったので食べ残しにしたらとても生きた。
カイリュー@ゴツゴツメット(テラス:ノーマル)
型
調整意図
コメント
ハバタクカミ@こだわりメガネ(テラス:フェアリー)
型
調整意図
コメント
サーフゴー@きあいのタスキ(テラス:はがね)
型
調整意図
コメント
受けを起点に積んで崩すという方法は、特に対面寄りの構築で実行する場合、相手の高速アタッカー引きor居座り択からのテラス択&型運ゲになりがちなのが課題だと感じていた。この型なら、受け駒の変化技に繰り出せば攻め駒の攻撃をタスキで耐えるし、地割れや受け偽装で事故を起こす確率も少しだけ下がるのでまあまあ抗える。
実際に対戦してみると、攻め一辺倒で受け駒を2枚投げたくなるこの構築からの、初手カイリュー+このサーフゴー+メガネショックカミという選出に、特にセグレイブが入っていない受け軸のパーティを使う側が、安定して初見で対応するのは容易ではないらしいと感じた。少なくとも瞑想ハピナスくらいの特殊耐性に信用を置いている受け軸はこれで破綻させることができた。(相手視点メガネイーユイがちらついて天然ドオーを投げにくい、というのもあるかもしれない)
最後に
(以下敬体)
やっぱり1枠目(この構築だとマリルリ)がバグってる構築で6枠目(サーフゴー)がバグると3桁乗るんだなあ、って感じでした。マリルリは最初から信用してたけど、サーフゴーが自分で使ってこうも強いポケモンになるとは思わなくてびっくりしました。
みんなが得意で自分が苦手な部分が世間的に「大事な部分」だとされていても、自分が「そこ」を必死で頑張るよりは、やっぱり自分がやれそうな部分で勝負した方が強くて、SVでも3桁に乗せるくらいならそれが通用する、というのが分かったのが収穫でした。
パワーをくださる配信者さま、動画投稿者さまと、こんな記事をここまで読んでくださったみなさまに感謝です。
メルーでした。